非接触三次元デジタイザの特徴
非接触三次元デジタイザでは、測定物表面の三次元点群データを高精度かつ短時間に取得できるため、非常に容易に製品の全体形状を評価することができます。
例えば、プレス加工品のプレス変形前後の形状評価や、プラスチック射出成形品の成形ひずみの評価など、3D-CADデータと照合し、誤差量も評価できます。
非接触三次元デジタイザ
のメリット
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- MERIT.1
- 3次元も2次元も簡単操作で
すぐに測定
次元も2次元も簡単操作で測定できます。セッティングや測定の操作は簡単で、複雑な立体を誰でも高精度で3D測定することができます。形状や表面の状態から厚みまで1度に測定でき、測定効率の大幅な向上を実現できます。
従来の形状測定機では、サンプルの設置やステージの調整といったセッティングが煩雑で、測定に長い時間がかかりました。しかし、3Dスキャナーは対象物をステージに置くだけでセッティングは完了。すぐに測定を始めることができます。また、スキャンしたデータで面の情報を構成するため、測定面の最高点と最低点の差やうねりはもちろん、線粗さ(2001JIS)・面粗さ(ISO25178)などの測定、さらに2点間の距離から直線間の距離、円心間の距離までさまざまな平面の計測ができます。 -
- MERIT.2
- データ比較で不具合や
形状変化を解析
3D-CADデータと測定値や同じ製品の測定データ同士を比較することができます。設計した3D-CADデータや同じ製品のデータ同士で形状比較と取得したデータを照合することで、不具合を明確にすることができます。
設計した3D-CADデータと取得したデータを照合することができ、ワークの設計に対する現物の仕上がりを見える化できます。従来では測定が困難だった対象物も、3D-CADデータと比較することで今までわからなかった不具合が明確になるため、解析時間が大幅に短縮されます。また、同じ製品のデータ同士で形状比較が可能。解析が難しい同一ワークにおける使用前後の形状変化も捉えることができます。
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- MERIT.3
- 高いデータ品質でリバース
エンジニアリングに最適
既存の製品を分解または解析し、その仕組みや仕様、構成部品、技術や設計などを明らかにするリバースエンジニアリング。3Dスキャナーなら、高いデータ品質を保ちながら形状を再現可能。図面がなくても既存製品を図面化することができます。
リバースエンジニアリングは、製品を分解して設計図を作成することに加え、製品や部品を解析し製造方法や動作原理を知ることを目的としています。3Dスキャナーなら、サンプルの形状や大きさに合わせてスキャン設定を行うことができます。微細な形状には、高精細モード、また、サイズの小さいものには高倍率カメラを選択し、どのようなサンプルであっても高いデータ品質を保ちながら形状を再現することができます。
設備一覧
豊田工場
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精密高速マシニングセンター
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NC治具研削盤
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三次元測定器
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3Dカメラ付非接触測定機
設備一覧
機種 | 型式 | メーカー名 | 台数 |
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NC治具研削盤 | 1200CPW | ムーア・スペシャルツール(株) | 2 |
三次元座標測定機 | UPMC550CARAT | カールツァイス | 1 |
ワイヤーカット放電加工機 | ROBOFIL330 | (株)アジエシャルミー(シャルミー) | 2 |
ワイヤーカット放電加工機 | ROBOFIL6030 | (株)アジエシャルミー(シャルミー) | 1 |
ワイヤーカット放電加工機 | EXILM 2F | (株)アジエシャルミー(アジエ) | 1 |
熱処理加工について
ウメトク熱処理加工は永年のノウハウと技術力で剛性、靭性、耐衝撃性、耐摩耗性、切削性等の機械的特性を最大限に引き出す事ができる処理を確立、各種処理において特許も取得しており、特殊鋼の真の価値を発揮して様々な用途やニーズに即応した処理が可能です。