マシニング加工とは?

  • 作成日:2022年12月13日

 マシニング加工とは、NC工作機械の1つである「マシニングセンタ(Machining Center:MC)」を用いて、主軸に取り付けた切削工具を高速で回転させて、固定したワークに押し当てて切削加工する機械加工です。NC工作機械のNCは、数値制御(Numerically Controlled:NC)を意味しています。
数値制御と自動工具交換装置(Automatic Tool Changer:ATC)により24時間無人運転も可能です。

 日本工業規格(JIS B0105)では、マシニングセンタを『主として回転工具を使用し,フライス削り,中ぐり,穴あけ及びねじ立てを含む複数の切削加工ができ,かつ,加工プログラムに従って工具を自動交換できる数値制御工作機械。』と定義しています。

 マシニング加工では、正面フライスを用いた「平面加工」、ドリルを用いた「穴あけ加工」、フラットエンドミルやラジアスエンドミルを用いた「段差・側面加工やポケット・溝加工、キー溝加工」、Tスロカッターを用いた「T溝加工」、あり溝カッターを用いた「あり溝加工」、ボールエンドミルを用いた「曲面削り加工」などの切削加工を行うことができます。

 マシニングセンタには、地面に対して主軸が垂直に取り付けられた「立型マシニングセンタ」や地面に対して主軸が水平に取り付けられた「横型マシニングセンタ」、主軸を支える構造が門形になっており大型製品を加工する際に多く使用される「門型マシニングセンタ」、3軸(X・Y・Z軸)に加えて旋回軸(回転・傾斜)を有する「5軸マシニングセンタ」など目的や用途に応じて様々な種類のマシニングセンタがあります。

 当社では、精密加工や大物加工などお客様からの様々なご要望にお応えすべく、多種多様なマシニングセンタを導入しています。

機械加工工場の機械設備についてはこちらです。
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