国際学会LEM21にて発表を行いました

　熱処理事業部の後です．先日，沖縄で開催されました国際学会 LEM21（12月1～5日）においてポスター講演を行いましたのでご紹介いたします．学会では，弊社PVD膜「ユニハード」の特性評価として，凝着を起こしやすいチタン材料を対象に，無潤滑条件下でのボールオンディスク型摩擦試験を実施し，その結果について発表しました．今回は，凝着が問題となりやすい材料に対して，どのような摩擦挙動を示すかという点に着目し，摩擦試験データの整理を行いました．会場では，発表内容に対して質問を受け，試験条件や評価方法に関して意見交換を行うことができました．

　現在，共同研究先の兵庫県立大学ではユニハードの特性評価に加え，プラズマCVD法の一種であるMVP法を用いたTi系薄膜の成膜実験を進めています．発表可能なデータが得られましたら来年度も学会発表を行う予定です．

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